生産終了となったヤマハ セロー250ファイナルエディション

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ヤマハ セロー250 ファイナルエディション

長年様々ライダーに愛されたセロー250は、排ガス規制の波によって2020年1月に発売した「セロー250ファイナルエディション」を最後に35年間の歴史に幕を下ろしました。
販売終了が決まった今でも、セローを愛するファンは多く、10年以上も乗り続けているライダーも少なくありません。
長年に渡って多くのファンを魅了するセロー250ですが、その人気の秘密をご紹介していきたいと思います。

ヤマハ・セロー250 スペック

・全長2100mm 全幅805mm 全高1160mm 軸距 シート高830mm 車重133kg
・空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 249cc
・最大出力  20ps/7500rpm 2.1kg-m/6000rpm
・燃料タンク 9.3L
・価格    58万8500円

セロー250ファイナルエディションは第三次排出ガス規制に対応しており、2018年にモデルチェンジしたエンジンを搭載しており、最大出力、最大トルクともに同じ性能となっています。
フロントフォークのストローク量は225mm確保されており、リヤにはボトムリンク式のタイプを採用しています。
ハンドル切れ角は左右ともに51度確保し、回転半径は1.9mと広範囲を達成しています。
ヘッドライトには2018年モデルから採用されたLEDを採用し、信頼性を向上させています。

セロー250ファイナルエディションの主な違い

主なスペックは2018年モデルと同等ですが、ファイナルエディションは外装面でいくつかの変更点があります。
・フレームの色が車体のカラーと同一
通常モデルの場合はカラーバリエーションに関わらずフレームはブラックで統一されていますが、ファイナルエディションではボディカラーと同じフレームカラーを採用しています。
・タンク上に配置されたエンブレム
通常モデルとは異なるファイナルエディション専用のエンブレムをタンク上部に装備しています。

セロー250ファイナルエディションはスペックや構造面での変更はほとんどなく、カラーやエンブレムといった外装面での変更点のみになります。

セロー250が人気の理由

・初心者でも乗りこなせる足つき性
オフロードバイクは柔軟な走行を可能にするために足つき性が悪いことが多いですが、セロー250にはそういった不安はなく、車体の大きさからは想像出来ない足つき性をもたらします。
・全回転域でスムーズなエンジン特性
低速域から高速域までピークが無くスムーズなエンジンで、パワーを使いこなすような乗り方をしても恐怖を感じるポイントが無いので初心者ライダーでも楽しく乗りこなすことができます。
・サスペンションコントロールとエンジンバランスが絶妙
エンジンの特性に合わせたサスペンションセッティングが施されているので、まるでエンジンの力で全てをコントロールしているかのような錯覚さえ覚えてしまう乗り心地です。

最終モデルとなってしまったセロー250の新車は今後どんどん無くなっていってしまいますが、これまでのセローファンの方も、これからのセローファンの方も最後のセローとして手に入れておく方が良いかも知れません。