バイクのホイールもカーボンの時代に?

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ホイールもカーボンの時代?

スポーツバイクでは軽量で耐久性のある素材としてよく使われるカーボンですが、ついにホイールもカーボンという時代がやってきました。
カーボンホイールは200万kmの走行にも耐える耐久性があると言われている化け物ホイールです。
そんな技術が投入されたらアルミホイールは無くなってしまいそうですね。
そこで、今回は新技術で作られたカーボンホイールと既存のホイールの違いをご紹介していきたいと思います。

カーボンホイールってどんなもの?

現在バイク用に使用されているホイールの材質にはスチール、アルミ、マグネシウムがあり、それぞれにメリット、デメリットがありますが、カーボンホイールはこれらの素材と何が違うのでしょうか。

・アルミ以上の強度でマグネシウムより軽量
ホイールの中では一番バランスのいいアルミよりも強度が高く、アルミよりも軽量なマグネシウムよりさらに軽量というメリットがあり、双方のいいとこ取りをした素材と言えます。
・カーボンの欠点が解消されている
金属ではないカーボンは数年前まで衝撃に対する耐久性が懸念されていましたが、カーボン製法の改善によってそのデメリットも解消され、四輪メーカーの純正オプションに採用されるほどの信頼性を獲得しています。
・現在もっとも高価なホイール
最新の技術を使用したホイールのため、最高の品質を保証していますが、その分値段が高いというデメリットがあり、現段階では気軽に交換できるホイールではありません。

カーボンホイールを採用している車種

・BMW HP4 RACE
全世界で750台限定のスーパースポーツバイクでTKCC製のブレイデットカーボンホイールを純正採用しています。
HP4 RACEは元々レース走行を想定として開発されているため、フレームをはじめとするかくパーツにカーボン素材が使用されています。
また、新技術のカーボン製法によって開発されたホイールは衝撃を緩和させることで段差時でもリム変形が起こりません。
・ポルシェ911シリーズオプション
四輪では、ポルシェ911カレラターボSシリーズの純正オプションとしてTKCC製20インチブレイデットカーボンホイールを販売しています。

カーボンホイールの未来

メリットだらけのカーボンホイールですが、他の素材と違い、数多くの伸び代を残しています。
カーボン繊維の編み込み技術によって、アルミを超える強度とマグネシウム以上の軽量化を可能としました。
それは、今後のカーボン繊維の加工技術次第ではさらに軽量で強度の高いホイールを開発できる可能性を示しています。
現段階ではスーパースポーツバイクや一部の四輪にのみ採用されてるカーボンホイールですが、今後加工方法に改良が施されれば、一般大衆車やリーズナブルな小型バイクへの採用も可能となるかも知れません。