今の仕事を辞めて開業するのはリスクがある
バイク屋を始めたいと考えたとき、いきなり今の仕事をやめて開業するのはとても危険なことです。
とくに自分で店舗を持って営業するとなれば、店の家賃から内装の改装費用、あるいは建物のリフォームなど、たくさんのお金がかかります。
そうでなくても、バイクの仕入れだけでも結構な金額になりますし、ネットショップの運営にもサーバー代などの費用はかかるのです。
そういった初期費用を捻出するだけでも大変なのに、それに加えて今の収入まで途絶えてしまっては生活がままならなくなってしまいます。
一般的に、新しく商売を始めてから収益を出せるようになるまでには数年の期間がかかります。
それまでの間、営業に必要な費用に加えて生活費、家賃、仕入れのための費用などを用意するとなると莫大な金額になってしまうでしょう。
副業でスタートするのがベスト
最初はなるべく経費を抑え、今の仕事を続けながら「副業」というかたちでスタートするのがもっとも賢明といえるのではないでしょうか。
現在の収入を確保しながら、インターネットでショップを開業し、週末や仕事が終わった後の時間を使ってショップ運営をするのです。
仕事を続けながらの副業は時間的に大変な部分もありますが、なんといってもすぐにうまくいかなくても収入が途絶える心配がないというのは、とてもこころ強いものです。
ショップを開業しようと考えているときはテンションが上がっているでしょうし、かなり楽観的に考えてしまう傾向も強くなっているかもしれません。
しかし、実際に始めてみるとそうそう簡単にはいかないことがわかるはずです。
そうなってからあらためて安定収入を得ようとしても、すでに店をもってしまっていてはアルバイト程度しかできませんし、条件もあまり良くない状況で働かなくてはならなくなるかもしれません。
小規模な週末ビジネスから始めてみましょう
そうなっては、せっかくバイクが好きで始めたバイクショップも苦痛なものになってしまいますよね。
そのような状況を防ぐためにも、あらかじめきちんと計画を立て、はじめは小規模な週末ビジネスからスタートするのがいいのです。
最近はこのようなスタイルで商売をする人が増えていて、そのためのノウハウを書いた本や税金に関する解説書なども充実しています。
まずはこういった本を参考に、自分の事業計画をたててみるのがいいかもしれません。
もっとも、現在の勤務先が副業禁止であればそのようなことはできませんから、それらの確認も忘れないようにしたいですね。