経営者に必要な資質

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経営者に必要な資質とはどういう資質なのでしょうか。

何度も繰り返しますが、経営者というのは単にバイクが好きだからなれるものではありません。
きちんと、経営者に必要な資質を身に着けることが、経営には必要なことだということですね。
では、どういう人が経営者に向いているのでしょうか。
ここで、経営者に必要な資質について考えていきましょう。

松下幸之助のソケットの話

経営者は、「これが売れる」というひらめきがあることも必要なことになりますが、それを信じて貫き通すことも必要です。
一度認められなかったからと言って、すぐに投げ捨てないこと。
「いや、これなら絶対に売れる」と信じて、売れるものを作り続けることが大切です。
さて、そんな中で松下幸之助の話をしてみましょう。
今でこそ日本はボタン一つで部屋じゅうの電気をつけることができますが、以前は一家庭について1か所ほどしか電気をひいていませんので、そこからコードを引っ張ってきて電気を広げるという方法を使っていました。
この方法で、必ず必要になるのが「ソケット」です。
ソケットが必要になりますので、松下幸之助はより使いやすいソケットの開発に着手。
当時はたらいていた企業に開発したソケットをみせても相手にされなかったため、彼は退職して自力で会社を立ち上げ、ソケットの開発に力をいれるようになります。

当初はうまくいかず、松下幸之助の妻が質屋通いをしてやっとやっていくことができるような生活。
しかも、従業員が5人しかいないという非常に追い込まれた状況でしたが、そのうちにようやく1つのソケットから2つの電気を通すことに成功し、これが爆発的なヒットとなります。
この成功がとっかかりとなり、あの松下電機ができたというのは有名な話ですよね。

あきらめなかったこと、自分の決断を信じたことが勝因

ソケットが必要な時代だと見抜いたこと、そして上司から酷評されてもあきらめず、きちんとやり遂げようとしたことが、この松下幸之助の成功の勝因になったと考えて良いでしょう。

時にはこうして、自分を信じるということが本当に大切なことになります。
「これは売れる」と信じること。そして、失敗をしたとしてもあきらめないこと。これが大事なことになりますで、ぜひともこの成功について「信じる」ということをしてみてほしいと思います。
思った以上に「信じる」ということは必要なことになります。
自分を信じて、そのために努力をし続けることが、経営者の資質としては非常に重要なものになるでしょう。