バイク用のライダースウォッチというものがあるらしい

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ライダースウォッチとは?

時計メーカーでは、アクティビティごとにニーズや利便性を考えた特別仕様の商品が数多くラインアップしています。
例えばスキューバダイビングをする人にはダイバーズウォッチがありますし、登山用にはクライマーズウォッチなどがあります。
そんなスウォッチの中からバイクを運転するライダーのために考案されているのが、ライダーズウォッチなのです。

もともとライダーズウォッチは、多くのライダーのリクエストにこたえる形で開発が始まりました。
2015年から開発がスタートし、数多くのライダーから現場の声を聴きながらスペック設計が行われたのです。
開発においては2018年からクラウドファンディングをスタートし、なんと1230万円近くの支援を受けて製品化となりました。
それほど、ライダーズウォッチは高いニーズがあったと言えるでしょう。

バイクライダーに特化した独自の仕様

ライダーズウォッチは、バイク走行するライダーを想定したスペックとなっています。
例えば通常のクオーツ時計は、ネジを巻くゼンマイ部分が時計の右側についているのが一般的です。
しかしバイク走行をしている時には、右側にネジがついているとバイク操作を妨げることとなってしまうというデメリットが生じます。
そのためライダーズウォッチでは、ネジ巻きは右側ではなく左側に装備されているという特徴があります。

また多くのライダーは、バイク走行時にグローブを着用します。
その際に時計についているリューズなどが干渉することは珍しくなく、多くのライダーにとって悩みの種でした。
そこでライダーズウォッチでは、そうした時計のリューズボタンがグローブ装着時に干渉することを避けるため、ライダー側に来るような設計となっている点が大きな特徴です。

それだけではありません。
バイク走行においては、長時間激しい振動を受けるため、スマホなどの電子機器は故障しやすくなってしまうというデメリットがあります。
ライダーズウォッチはそうした点も解消するため、振動に強い耐衝撃構造かつ耐震構造となっているものが一般的です。
こうすることによって、長時間のツーリングでも時計が故障するリスクを最小限に抑えられるでしょう。

時計のガラス部分にも、ライダーズウォッチは工夫がされています。
強度の高いサファイヤグラスに対して太陽光を反射しないよう無反射コーティングが施されており、表面の傷がつきづらく走行中でも時計の針をしっかり確認しやすいというメリットが期待できます。

始まりはクラウドファンディングによって開発資金が集められたライダーズウォッチですが、ライダーにとって利便性がとても高い仕様であり、多くのライダーから高評価されています。
今後はもっとたくさんのメーカーから、ライダーズウォッチが販売されることが期待されています。