バイクというものは所詮趣味で弄るもの
何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、これって凄く大事なことです。
バイクで開業を考えている人にとって、おそらくバイクはライフワークになっているでしょう。
それで食べていきたい!と言う気持ちがある位なら、よほどバイクが好きなのだと思いますし、バイクが生活に根付いている人なのだと思います。
しかし、すべてのバイク好きがそうであるとは限りません。
今、いくらバイクにたくさんのお金をつぎ込んでいる人でも、いざ自分の仕事が危うくなったら趣味のバイクを切るのではないでしょうか。
全くやめてしまうことは無くても、今まで購入していた部品よりランクを落としたものを購入するとか、パーツ購入の頻度を減らすとか、そういうところでお給料の帳尻を合わせようとするはずです。
いくらバイクが好きな人だって、自分の子供の食事代を削ってバイクをやろうと言う人はいないでしょう。
何が言いたいのかというと、「バイクというものは所詮趣味で弄るものであって、何かあったら簡単に切られてしまうものだ」と言うこと。
バイクが無くなったとしても、ご飯を食べられなくなる訳ではないし、命に関わる様なことが起きる訳ではない。
そういうものを対象にした仕事をして、生活の糧にしていくということは覚悟が必要だと言うことです。
何かあったら、すぐにかける予算を削られてしまうもの。
そういうものを扱って、仕事をしていくというのは知恵も必要ですし、他のショップには無い個性を持つ必要も出てきます。
もちろん、何をおいてもバイクが一番で、生活費を削ってでもバイクにお金をかける様な人もいるかもしれません。
でも、そういう人は少数派であって、そういう人が自分の店を選んで来店してくれるとは限らないでしょう。
バイクで開業をするのは「冒険」に近い
今、日本は長い不景気の真っ只中にいます。
大手企業でも、支店をどんどん減らしている時代です。
そんな中で、バイクで開業をするということは「冒険」と言って良いと思います。
バイクで開業している人はたくさんいますが、そういう人はアルバイトと並行して仕事をしていたり、他に仕事を持ちながら副業的なカンジでバイクショップをやっていたり、色々と工夫しながらショップ運営を継続しているようです。
ダブルワークは非常にキツイ仕事になりますが、そこまでやる覚悟はありますか?
二輪車を扱う仕事だけでは食べていけない場合、他に仕事を持って続けていく様な覚悟がないと、この仕事は続かないかもしれません。
バイク人口は減っているのではないか?と言う人もいます。
もともと日本は、二輪車よりも四輪車の方が多いことは事実です。
そんな中で、本当にバイクショップを開業してやっていけるのかどうか・・・納得がいくまで、考え続けることも必要なのではないでしょうか。