国際競争力を高めるため連携について
ホンダ、カワサキ、ヤマハ、スズキの大手のバイクメーカーである4社が連携したのは国際競争力を高めるためです。
どのようなことかといいますと電動バイクの普及のためでバッテリーをどのようにするかとか充電設備の充実や規格統一をどのようにすれば良いかや共用化にもっていくためにできることなどを話し合ったのです。
このように大手4社が連携することになれば国際競争にも打ち勝てるようなになるかもしれません。
素晴らしい電動バイクが日本国内ではびこるようになれば国際競争力も高まってくるでしょう。
この連携に先行していのはホンダとヤマハでした。
この2社はすでに原付に関して業務を提携する形で連携し2017年にさいたま市で実証実験も済ませていました。
この実験によって航続距離がどうなのかということや充電時間がどのくらいで性能やコストもどうなるかといったバイクの電動化に関連した諸問題が見えてきたのです。
その結果としてそういったことを踏まえた上での電動化が検討されることになりましたので2社の取り組みは極めて重要なことでした。
このように一歩進んだホンダやヤマハに加わったのがカワサキとスズキですからこれで国内のバイク会社のビッグ4がそろったということです。
そうなれば国内最強の連携と言っても良いのではないでしょうか。
因みにヤマハは電動スクーターの量産市販モデルのE-Vinoを2015年に開発していますしホンダは2018年よりPCXエレクトリックをリースの開発と販売に至っています。
この実績にホンダとカワサキというバイク製造に長けたメーカーの連携は今後の電動化を確実なものに導いてくれるでしょう。
電動バイクの動向
世界では環境を配慮する声が高まっていますしハーレーダビッドソンでも本来の大型バイクに近い性能の電動バイクを開発しているところからもはや日本はこうした電動化の動向から遅れを取っているかもしれません。
また同じアジアの中でも台湾の「Gogoro(ゴゴロ)」というメーカーは街の中で簡単にバッテリー交換ができる充電ポイントを作るとともに自社開発の電動スクーターも開発しそれらをセットにしてビジネス展開しているのです。
しかし日本のメーカーで主要なバイクメーカー4社ではないのですがKYMCOでは電動化の電動スーパースポーツ「Super NEX(スーパーネックス)」を東京モーターショーに出品するなどして注目を集めています。
この電動バイクはかなりの高性能なものですから今後の世界の市場で多く出回るかもしれません。
こうなりますと日本の大手のバイクメーカーの4社も負けていられないという状況でしょう。
今度の電動化が日本国内でも日常的になる日は近いのかもしれませんのでバイクのユーザーも意識を変えなければいけません。