ドゥカティが2018年の営業利益率8%を達成

利益アップのイラスト

販売実績が素晴らしいドゥカティ

おしゃれな雰囲気で存在感抜群のドゥカティの販売実績は素晴らしいもので過去数年間落ちることなく伸び続けていて2018年度も相変わらずの素晴らしい販売実績でした。
2017年は55,871台の実績で2018年は53004台という販売実績で他社が販売数を落とす中で5万台以上の実績を保っているのは素晴らしいものです。
世界で見ますと500cc以上のモーターサイクルの販売は2.7%の減少中で4年も連続しての5万台越えなのでその素晴らしさに言葉が見つからないほどでしょう。
しかしその一方でドゥカティの最大の市場であるはずのアメリカでは販売が落ちていて販売台数は9%も減少しているのです。

成長路線を継続する理由は?

ドゥカティの売り上げが落ちない理由はパ二ガーレを始めとする利益率の高いモデルの存在があるからです。
その利益率の高いモデルの売れ行きが順調になっていますのでたとえアメリカでの売れ行きが難しい状況でもプラスマイナスゼロという状況を打ち出せるのでしょう。

因みに2018年の売上高は6億9,900万ユーロですが2017年に至っては7億3,600万ユーロでした。
営業利益になりますと2018年は4,900万ユーロですが2017年は5,100万ユーロで営業利益率は2017年と同じ7%にとどまったのです。

ドゥカティの経営陣は明るい見通しを示している

ドゥカティの経営陣であるドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリはこの先の未来に明るい見通しを示しているのですがそれにはそれなりの理由があるのです。
その理由は新製品開発のために必要になる資金が十分なだけ用意するためのリソースがすでにあるということでしょう。
さらに2018年はさまざまなことで大変な年ではあったが財務については満足できる結果になっていると彼はいうのです。
これほど言うのであれば資金面の心配はないということでしょうからドゥカティの経営は安泰といえます。

そしてここでドゥカティ・モーター・ホールディング最高財務責任者(CFO)のオリバー・シュタインは上記のクラウディオ・ドメニカーリの言葉にこれから説明する内容付け加えた。
それが何であるかといいますと従業員やディーラーのネットワークのことなのです。
ドゥカティ・モーター・ホールディングの雇用している従業員は約1,591人で拠点であるイタリアのボローニャを中心に世界90か国以上の国に720のディーラーネットワークを持っていると彼はいうのです。
つまりこれだけドゥカティの味方がいるから大丈夫ということでしょうか。

それにドゥカティはアウディグループのモーターサイクル部門ですからバックグラウンドがあるのです。
アウディグループのモーターサイクル部門というとかなり大きな組織ですから安心できるのかもしれません。