魅力満点、ヤマハMT-25
MTシリーズの血筋を受け継いだモデル「MT-25」は、250ccクラスでも人気の高いネイキッドモデルです。
エンジンや主なパーツはフルカウルモデルである「YZF -R25」と同等のものを利用していて、ネイキッドという軽量なボディを生かしたこのモデルは2015年の登場以降、高い人気を誇っています。
ストリートなスポーツモデル
よりスポーツ走行に焦点を当てた「YZF -R25」とは対照的に、より手軽でストリートを楽しめる仕様となっていますが、性能やパーツのセッティングに妥協はなく、エンジン構成、サスペンションセッティングなど主な部分は全く同じになっています。
これはストリートモデルであってもスポーツを楽しんでほしいというヤマハの意気込みが感じられるポイントです。
「YZF-R25との違い」
・ハンドルポジション
ハンドルはR25よりも39mm高く、19mm手前にセッティングされており、ロングツーリングやビギナーなライダーでも扱いやすいポジションに変更されています。
・カウルレスによる軽量化
カウルを排除することによって車両の軽量化が行われているので、より走行しやすく扱いやすくなっているため、気兼ねなくR25譲りの性能を堪能できるでしょう。
「YZF -R25との共通点」
・同等のエンジン
R25と同等のDOHCツインエンジンを搭載した「MT-25」は非常にパワフルで、6000回転あたりから10000回転までの加速力は目を見張るものがあり、中高回転をよく使うライダーならばクセになること間違いありません。
・サスペンションと足回り
フロント足回りや、リアサスペンションなど、走行に関するパーツ類はほぼR25と共有となっており、サスセッティングや各パーツのセッティングも共有となっています。
・先進性の高いメーター
メーターユニットはR25と同等のものを採用しており、視認性の高いLEDパネルとギアポジションランプによってビギナーにも使いやすくなっています。
2021年モデルの変更点
最新モデルである2021年モデルでは、前年度モデルのカラーリングが大きく変更されており。色使いや名称が変更されています。
「2021年のカラーモデル」
・パステルダークグレー(グレーモデル)
主なグラフィックデザインは同じですが、色味が若干変更されています。
・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
大きな変更はありませんが、カラーネームが変更されています。
・マットダークグレーメタリック8(マットダークグレー)
色味が若干変更しておりカラーネームも変更しています。
MT-25のスペック
・全長x全幅x全高 2090mm x 755mm x 1070mm
・シート高 780mm
・車重 169kg
・エンジン 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 249cc
・ボアxストローク 60×44.1mm
・圧縮比 11.6
・最高出力 35PS/12000rpm
・最大トルク 23N・m
・燃料タンク 14L
・価格 62万1500円(税込)
「MT-25」はただのネイキッドモデルではなく、R25のDNAを受け継いだ妥協のないスポーツバイクです。
もし街乗りも楽しめるスポーツバイクを探しているなら検討してみるのありかも知れません。