顧客開拓がカギ
どんなお店でもそうですが、やはりお店を軌道に乗せられるかどうかは、自分がどのくらい「顧客」を開拓できるかにかかっていると思います。
バイクが好きな人ならわかると思いますが、地域にはたくさんのバイク屋がありますよね。
その中から、自分のお店を選んでもらって「このお店で買う!」と言う風に思ってもらえないと、バイク屋をやっていくのは難しいです。
スーパーのことを考えてみてください。
スーパーに通う人の多くは「主婦」ですが、恐らくほとんどの人が「通うスーパー」を決めています。
そのスーパーに決めている理由は、本当に人それぞれ。
ある人が「品物が安い」という理由でお店を選んでいたとしたら、ある人は「品揃えが豊富だから」という理由で、スーパーを選んでいるかもしれません。
また、他の誰かは「調味料が多い」「お肉がたくさんある」などの理由で、スーパーを選ぶかもしれませんよね。
そうやって、人は「どのスーパーがいいか」を自分なりの条件で選び、顧客になります。
もちろん、たくさんの顧客を抱えているお店が、「儲かるお店」として、その地域に残っていくことになります。
顧客開拓は簡単なことではない
話をバイク屋に戻します。
人間が生きていく為に、必要不可欠な食料品を販売しているスーパーと異なり、バイクは「なくなったら生きていけない」と言うものではありません。
生きていく為に必要なものは、人間は無理をしてでもお金を出しますが、そうでないものは節約してしまいがち。
また、スーパーで販売されている食料品は誰もが食べますが、バイクに乗る人というのは、本当に「バイクが好き」と言う人のみになります。
つまり、バイク屋としてやっていくには、その限られた人口の人たちに顧客になってもらわなければならないということ。
これは、決して簡単なことではありません。
顧客を増やすには、やはり自分の店だけの特色を増やさなければなりませんし、この店に通うメリットも増やさなければなりませんので、決して楽なことではありません。
この様なことまで出来るかをしっかりと考えた上で、バイク屋を開くかどうか考える必要があります。
バイク屋を開いたとしても、既に別のバイク屋に顧客が集まってしまっていて、崩していくことがむずかしいこともありますし、地域によってはバイク屋自体が歓迎されないこともありますので、気をつけなければなりません。
バイク屋を開業するのは、とても難しいこと。
根気と努力が必要なことは間違いありませんので、しっかりと計画を立ててから開業しましょう。